コラム

外観のリフォーム

鈴木 元一朗(グランドコンパス)
外観のリフォームイメージ画像

 中古住宅購入時にまず目に入る、購入後は毎日見ることになるのが外観だ。それだけに外観によって好き嫌いがはっきり分かれるのではないでしょうか。
 しかし外観をリフレッシュするには、お金がかかる。塗装工事ではアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料と価格や耐久年数に違いが出る。紫外線や酸性雨、粉塵、潮風、風雨、酷暑や極寒の気温にさらされ過酷な条件の中で住宅を保護している。少しでも長く持たせたいと思う。また防汚性に優れた塗料、遮熱性の高い塗料、断熱性の高い塗料、結露に強い塗料などもある。現在の外壁の上に、サイディング、金属サイディング、ガルバリウム鋼板やタイル外壁を貼る工法もある。
 壁だけでなく、スレート瓦の劣化も見逃せない。壁以上に気温や紫外線、風雨にさらされ痛みが激しい、大きな台風でスレート瓦や日本瓦が飛ばされる映像を見ると、その飛来物となり、周囲や人への影響を考えると怖くもなる。
 屋根の素材を軽い金属スレート瓦やガルバリム鋼板など軽量のものを選択するのも減災対策につながる一方で外観の雰囲気が様変わりする。

 では、外装リフォームを決断した場合には、どんな色合いに仕上げるか。街並みを無視して自分好みに仕上げるか。周囲に合わせて無難に行くか。ビューポイントを作って、その部分の色を変えたり、仕上げ材を変えてみたりコーディネートしていく。バルコニーなど出張った部分がビューポイントになりやすい。1階と2階で色合いを切り替えるツートーンも多い。面積の大きい部分や地面に近い場所に濃い目の色を使用すると落ち着いたどっしりしたイメージになる。その逆の面積の小さい部分や2階以上に濃い目の色を使用するとカジュアルでモダンなイメージになりやすい。

 まずは現在の写真を撮って、パソコンで加工して仕上がりを想像するのが失敗が少ないでしょう。どこかでいいなと思った住宅を参考にするのもいいでしょう。誰が決めるかによっても違ってくる、好みの問題だからだ。どうか喧嘩の種になりませんよう。
 イタリアなど景観に配慮した街並みは美しい。景観法など規制区域で色彩制限があれば別です。団地協定で定まっている地域もあるので念のためにチェックしてみましょう。

 やはりお気に入りの車もそうですが、住宅に帰るのが楽しい。リフォームは楽しいのです。