コラム

癒やしの庭造り

鈴木 元一朗(グランドコンパス)
癒やしの庭造りイメージ画像

 家庭という文字が表すように、家と庭は切り離せないもののようです。

 庭の機能は、駐車場や玄関までのアプローチ、室内からの景観といったところでしょうか。

 効能としては、癒しというキーワードがすぐに思い浮かびます。お宅ではいかがでしょうか?門から玄関までのアプローチは、仕事人から家庭人に変わる変身装置でもあります。嫌なこともアプローチの中で平穏を取り戻す時間の確保や空間があると良いと言われます。決して夜遊びの言い訳を考える時間稼ぎではありません。

 現在、外回りのリフォームでは、駐車場の台数確保のための拡張工事が多くなっています。特に地方は交通事情により、1人1台の車所有により駐車スペースの確保が必要です。特に大規模分譲地ですと、現状の庭を犠牲にして拡張せざるを得ないでしょう。限られたスペースの中で機能や効能の取り合いとなります。この問題は一過性の問題であったりもしますので厄介です。

 そんな中でも、やはり庭の効能の癒しに注目したいです。ストレス社会の中で、ひと時のほっとするものが欲しい。庭木1本でもあるといいものです。室内の観葉植物や多肉植物もいいのですが、どうして外庭の木々が良いのでしょうか。風にそよぐ様や、落葉、木陰などの自然現象が心地よいのですが、花や実が生り季節の移ろいを感じ、家庭菜園や作庭により土や水、緑を直接触れることはいいものです。収穫の喜びや、花が咲く期待感、花が散る喪失感、木々に鳥が宿るようになると友達が増えたようにも感じます。人生100年時代その年齢に合わせて、心情に合わせてお庭のリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。身近な植物や動物が友達というのも良いものですね。

 とても身近にできるリフォームでもありますし、作る過程や、花や実をつけることを想像することを楽しむこともできます。

 手を動かしているようで、実は心が動いているのではないでしょうか。リフォームは形を変えることではなく、心持が変わること、再度ココロを形作ることだともいわれています。

 童心に戻って庭いじりをしてみたらいかがでしょうか。週末、その手の中で自然を感じてみませんか。