コラム

トイレはやっぱり・・・。

鈴木 元一朗(グランドコンパス)
トイレはやっぱり・・・。イメージ画像

 中古住宅を購入してまずリフォームしたいのが、水周りでしょう。
 人が使ったトイレ、お風呂、キッチンは新しいものに変更したいと思いますよね。特に日本人の潔癖症に近い、清潔感を重要視する感性がそうせざるを得ないのでしょう。

 1980年の販売開始から一般家庭を中心に浸透し、近年は一般家庭以外にも急速な広がりを見せている。いまでは日本の一般家庭での普及率が約80%にも上るという温水洗浄便座といえば、日本に来た外国人が驚いたり感心したりする物の代表として、よく知られています。1982年にCM「おしりだって、洗ってほしい。」第2弾は「人の、おしりを洗いたい。」と一気に知名度を高めた。CMの放映時間がゴールデンタイムであったことより視聴者から「今は食事の時間だ。飯を食っている時に便器の宣伝とは何だ!」などとクレームが入り、おしりという言葉を使用したことなどについても批判されたようだ。もともと日本人には「おしりを洗う」という習慣はなかったが、「洗わないと気持ちが悪い」というほどまでになった。

 しかし、ヨーロッパの水道水の多くは、石灰分を含んだ飲料にも適さない硬水であり、これを使用すると含まれている石灰分が内部で凝固し、ポンプが故障したり、ノズルが詰まる。
 トイレと浴室が別々なのがポピュラーな日本では、トイレにコンセントがあるのは当たり前。しかし、ユニットバスが普及している海外では、英国ではバスルームには電気配線は禁止だそうだ。トイレの傍にコンセントを設置するという発想自体が欠けているようです。マドンナが2005年に来日した時、「ウォシュレットに会いに来たわ」とコメントしたほどで、アメリカでは普及していない。ウォシュレットはTOTOの商標登録で商品名です。英語ではelectronic toilet(エレクトロニックトイレ)と言います。まるでスペースシャトルのように思ったんでしょうね、あの狭い空間で様々な機能を持った便座は宇宙飛行士の座席の様だと思うのも納得できます。
 中国では家を建てると、人を呼んで盛大に祝う習慣がある。このとき、「ウチのトイレは温水洗浄便座だから、ぜひ来て試してほしい」というのが、最近の決まり文句になっているのだとか。

 水洗トイレとは、日本の場合、家庭から下水道の本管に流れ、その本管は処理場に行くシステム。しかし、こうした下水道は、新興アジア諸国ではほとんど見られない。
 下水道普及率は、タイ9.6%、インド15.0%、フィリピン31.2%、インドネシア3.0%、ラオス19.2%、ベトナム18.0%、カンボジア11.0%(Global WaterIntelligence, Global Water Market 2011 より)という状況だ。

 さらに面白いデータがある。総務省が5年ごとに実施している全国消費実態調査から、平成26年調査における温水洗浄便座の所有数量と普及率です。静岡県は平均的と言われるがごとく21位と真ん中あたり。
▶︎温水洗浄便座【普及率】

 さて、洋式トイレは男性の尿はねで床も壁も汚れます、壁を吹きやすい素材にするなどリフォーム時に工夫するか。男性は座って小便しましょうの貼り紙をするといいですね。